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応用トポロジー


 近年、トポロジーの数学的な理論の発展だけでなく、トポロジーを様々な分野に応用しようという動きが盛んになっている。その先駆者としてはR. Ghristだろうか。彼のホームページには応用トポロジーに関する話題が多く掲載されている。

 おそらくトポロジーを現実問題に応用するということを一番身近に感じるのは、18世紀にEulerが橋渡り問題(一筆書き問題)をグラフの性質として解決したことではないだろうか。そこには橋の大きさや長さ、曲がり具合などは全く考慮する必要がなく、グラフの頂点と辺の性質のみで決定されることが重要だった。
 またEuler標数というのも彼が考案した、単純ではあるが奥深い位相不変量である。Euler標数を利用して、正多面体を分類する話はよく知られている。

ロボット動作制御 グラフの配置空間の連結成分による衝突回避プログラム
センサーネットワーク センサー被覆問題とEuler積分によるターゲット数え上げ
パーシステントホモロジー 時間軸とともに変化するホモロジー
トポロジーと統計 トポロジカルな手法を用いた統計理論