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微分空間


 滑らかな多様体の一般化として微分空間(diffeological space)というものがある。元々は、滑らかな多様体とsmooth写像の圏が扱いにくいということで、より便利なものをという意義があったらしい。微分空間の圏においては、写像空間、商空間、部分空間、カルテシアン閉、極限など圏論的操作がしやすい。
 もちろん多様体と同様の操作や、不変量の一般化も成されている。

・接ベクトル、接空間
・写像の微分
・微分形式、de Rham cohomology

 微分空間はD位相を入れて位相空間とみなすことができる。この性質をより詳しく見ているのが、【CSW13】である。