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Quandle,Rack,Trunk


 Quandleは群のconjugationを一般化した概念であり、その条件を少し弱めたものがrackである【Jac04】。代表的なのは、knotから構成されるKnot Quandleである。【Joy82】【FR92】。これはquandleのalgebraic structureがReidemeister moveにそれぞれ対応していることから用いられる。
 Knotやlinkの不変量としては、それらからできるquandle、rackの多項式を考えるのが一般的であるらしい。これらはNelsonによって調べられている。【Nel07】【Nel08】【Nel08'】
 Quandleやrackはnerveを取る事により、□-setが構成でき、その実現として分類空間を考える事ができる。さらには、quandleやrackのcohomologyが定義され、それを調べるという事もされている。【CJK99】【EG02】【Jac04'】

 Monoidがobjectが一つのsmall categoryのように、rackがobjectが一つのtrunkという具合に、trunkという概念に行き着く。【FRS95】を見ると、やはりtrunkの分類空間というものも考えられるようだ。