Brownの表現定理 |
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PDF |Brown表現定理|コホモロジーの表現|Moore空間|Eilenberg-Maclane空間|
またホモロジー群においては無限対称積をとる操作でホモトピー群を考えれば、ホモロジーと合致する。Dold-Thomの定理である。ホモトピー集合としてホモロジーを定義して話を進めているトポロジーの本が【AG02】である。
またスペクトラムと絡めたホモロジーの構成もある。
でホモロジーがあらわせる。K(π,-)はEilenberg-MacLaneスペクトラムである。正確に言うなら(コ)ホモロジーのような安定条件を含む関手はスペクトラムのような安定した、つまり(ホモトピー圏が)三角圏から出発して考えた方がよいのかもしれない。【Ma99】を参照にすると良い。これを踏まえるとホモトピー群を安定化したものがホモロジー群であるといえる。 Moore空間の定義は、単純に(被約)ホモロジー群で定義される。 一番簡単な例は球面ですが、それでは整数型のMoore空間にしかなりません。一般のアーベル群にまで広げるためには、球面を応用して構成法を考えるしかありません。 Eilenberg-MacLane空間はMoore空間とほぼ同じだが、こちらはホモトピー群を用いて定義する。 この構成法となるとなかなか難解である。1次元ぐらいなら通用しますが、一般のn次元球面はもはやEilenberg-MacLane空間とはよべません。 ここでは構成法の1つとして、Moore空間に胞体を貼り付け高次元のホモトピー群を消去し、Eilenberg-MacLane空間を構成する方法を考えます。この方法の他にもファイバー束の分類定理を用いると、アーベル群を離散位相で位相群と思ったとき、その分類空間にもアーベル群の構造が入るので、これを複数回繰り返してどんな型のEilenberg-MacLane空間でも構成できる。またDold-Thomの定理を使ってもEilenberg-MacLane空間が構成できる。具体的な構成法に関しては【西田85】に書いてある。 |