ホモロジー論トップ
  

ホモロジー論


 ホモロジー論の基本はchain complexから生成するのが普通です。最初にホモロジー群を扱うときは、単体複体(simpilcial complex)で組み合わせ的にホモロジーを計算していくのが主流、というかそのほうがイメージがつかみやすいのかも知れない。が、ここでは特異ホモロジー群についてのみ述べてある。
 ホモロジーと一口に言っても様々なものがある。まず何に対してホモロジーを定義するかだが、chain complex、単体複体、CW複体、多様体、より一般の空間、Algebra、T-structureを持つTriangulated categoryなどなど、色々ある。だが、それらは全て、無関係というわけではなく、何かしら関係がある。Eilenbergらは、ホモロジーを公理化して、次数付き加群のcategoryへのfunctorとして定義した。

 単体分割のホモロジーについては、田村の「トポロジー」【田村72】が一貫して単体分割のホモロジーで話を進めているので見るといい。
 特異ホモロジーについては色々な本があるが加藤の「位相幾何学」【加藤88】なんかが面倒な定理等も丁寧に証明してあるので好き。そして、中岡の「ホモロジー論」【中岡99】はさらに広い範囲をカバーして重要な事が記されている。どちらも主に係数を整数環と話しているので基本を学ぶにはもってこいだと思う。

chain complex chain complexから生成されるホモロジー
特異ホモロジー 位相空間からホモロジー群を構成する方法
対空間のホモロジー 特異ホモロジーのより一般的な形
被約ホモロジー 特異ホモロジーと共に覚えておいてほしい
積空間のホモロジー テンソル積に関する定理や命題
CW複体のホモロジー 性質の良いCW複体のホモロジー群
ホモロジーの公理系 ホモロジーの中核をなす公理とその一意性
特異コホモロジー Coをつけて逆にすればすべてが成り立つようなそんな世界
コホモロジーの環構造 cup積、cap積について
その他のコホモロジー ホモロジーのときと同様に、対空間、被約、公理系等
係数の(コ)ホモロジー 任意のR加群を係数にもつ(コ)ホモロジーについて
Simplicial set 単体分割の考えを一般化
代数のホモロジー Hochschild homologyやCyclic homologyなど